1972年のル・マンでクラス優勝を飾った車が蘇る
レストアは細部にいたるまで完璧に
素晴らしいレストアの記事を見つけましたので、ポルシェ911好きの皆さんにご報告です。
911が未だに多くの人に愛されている理由がわかると思います。
「ポルシェAGのポルシェクラシックは、エッセンにおけるテクノクラシカの開幕を記念して、レストアされた911 2.5 S/Tを披露する。ポルシェ クラシックのスペシャリストによって2年の歳月をかけてレストアされた、1972年のル・マンでクラス優勝を飾った車が初公開となる。」
この車は、本当に稀少なもので、911 2.4Sクーペをベースとしてわずか24台が製造されたレーシングカーだそうです。
「911が後に“Gモデル”と呼ばれたものに改造されているだけでなく、事故による損傷が、プロフェッショナルとは言えないレベルで修理されていてセンタートンネルとサイドレールの変形に加え、特にホイールハウスパネル、トンネル、さらにルーフに腐食による大きな損傷がありました。」
という状態で発見され修理不能なまでになっていたそうです。
「911 2.5 S/Tには新しいルーフと新しいタンクボトムが取り付けられ、広範囲におよぶ金属加工が完了した後、911 2.5 S/Tのボディは陰極浸漬塗装(CDP)によってコーティングされ、生産車両に施される最高水準のテクノロジーによって長期防錆加工が施されました。腐食から完璧に保護するために、レストアされたボディをポルシェの現行市販車の工程に通されました。その後、細部の仕上げの後、元のライトイエロー(コード117)で塗装されました。」
このようにして細部にいたるまでポルシェ クラシックがレストアした911 2.5 S/Tが保つ意味は、「ポルシェクラシックのスペシャリストたちは10年以上前に生産が終了したすべてのモデルに対応している」という点です。
50年以上にわたって市販され続け現在は第7世代となったポルシェ911ですが、最新のポルシェ911だけではなく過去に販売されたポルシェ911も未だに多くの人に愛されている理由がこの様なところにも現れているように感じました。
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