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ポルシェ911はリアエンジン・リアドライブ

ネットや雑誌でポルシェ911の記事を読んでいると“RR”という言葉が必ずと言っても良いほど出てきます。ポルシェ911と言えば美しいデザインや水平対向6気筒エンジン、伝統的な“RR”リアエンジン・リアドライブなどの様々な特徴があり、他のスポーツカーでは味わう事ができない魅力が多くのポルシェファンの支持を獲得しています。
ポルシェ911が“RR”リアエンジン・リアドライブを採用しているのには時代背景などの様々な理由がありますし、リアエンジン・リアドライブについては様々な考えや意見があると思いますが、やはりポルシェ911はリアエンジン・リアドライブでないと911らしさが損なわれてしまいます。
そこで今日は、ポルシェ911ファンに関わらず車が好きな方には当たり前の事になってしまうと思いますがリアエンジン・リアドライブについて一般的に語られている特徴をまとめてみたいと思います。

リアエンジン・リアドライブとは

RRは「リアエンジン・リアドライブ」の略で単に「リアエンジン」と呼ばれる事もあります。車体後方にエンジンを搭載し、後輪を駆動する方式です。最近の乗用車に最も採用されているフロントエンジン、フロントドライブとは全く反対のレイアウトになりますね。その名の通り、リアエンジン・リアドライブです。
第二次世界大戦後の小型車ではこのレイアウトが流行り日本の軽自動車でも多くの車に採用されていた時期もありました。しかし、高速化や重量の増加に対応するために大型化したフロントサスペンションやブレーキにスペースを奪われたり、トランク容量の確保が難しくなったこと、また、その特殊な運動特性から敬遠されるようになってしまいました。
リアエンジン・リアドライブはこの特殊な運動特性から「じゃじゃ馬」と呼ばれる事があり、その“じゃじゃ馬”を乗りこなすドライバーを「911乗り」と称することがあります。

リアエンジン・リアドライブの長所

リアエンジン・リアドライブの長所には幾つかの点が挙げられますが、下記のような点にまとめられるかと思います。

  • ・フロントタイヤは舵取り、リアタイヤは駆動とそれぞれ役割分担がされているので効率的。
  • ・前・後輪の役割分担がされているので高い馬力にも対応できる。
  • ・フロント部分にエンジンがないため重量が軽くなり回頭性に優れる。
  • ・前輪の操縦性を確保しつつデザイン面でフロント部を低くすることができる。
  • ・駆動輪に掛かる荷重が大きくなるため、発進時や加速時、急な坂道などに後輪にトラクションがかかりやすい。
  • ブレーキ時には前後の4輪に荷重がバランス良く掛かるため大変安定したブレーキ性能を発揮する。
    ※ポルシェ911のブレーキ性能が世界的にとても高い評価を得ているのは、以前の記事でも紹介させて頂きましたね。“ポルシェ911のブレーキシステム

詳しく書けば、まだまだ出てきそうですが簡単にまとめるとしたら、これらが長所となるかと思います。
反対に短所の方も簡単にまとめてみます。

リアエンジン・リアドライブの短所

  • ・シフトレバーやアクセル、ブレーキ、クラッチなどの配管が長くなる。
  • ・トランクスペースや後部座席が狭くなる。
  • ・高速走行時の安定性確保のために高い車体剛性や工作精度が必要になる。
  • ・オーバーステアの傾向が強く出るため乗りこなすには、それなりの練度が必要になる。

一般的に言われる“RR”リアエンジン・リアドライブの短所としたら以上のような点になるかと思います。
長所があれば必ず短所があるものですが、ポルシェでは常に長所を生かしつつ短所をカバーしていくための開発を行っている所に私は、いつも感心してしまいます。そして、この姿勢こそが多くのポルシェファンの心を惹きつけて離さない要因なのかもしれませんね。

更新日: 2016年6月22日 投稿者: UNTAMED スタッフ

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