カテゴリー: 空冷ポルシェ

空冷ポルシェについて

ポルシェの中でもいまだに根強い人気の空冷ポルシェとはどんなポルシェなのか。 空冷ポルシェ好きの方や、空冷ポルシェに興味を持っている方に向けご説明します。

なぜ空冷ポルシェにファンは虜になるのか?

冷却された水でエンジンを冷ますのが水冷ポルシェ、エンジンから直接、空気を取り込んで冷却する方法が空冷ポルシェです。ご存知の方は多いと思いますが、ポルシェはその違いがベースにあります。この違いを軸に、なぜ、ポルシェファンが空冷式を魅了するのか? それは、乗り心地とエンジン音に他なりません。水冷では体感できない、空冷のみでしか感じることができないブレーキの操作、ハンドルの操作、そしてエンジンの音はファンのハートを鷲掴みにしています。ファンの音とシリンダーフィンの共鳴は、空冷ポルシェから響く音にも大きく連動し、空冷ポルシェにしかない独特な音になります。ノコギリの音を想像して下さい。ノコギリを動かしているかのような独特な音、これが空冷ポルシェの魅力になります。

空冷式は維持をするのに一苦労

空気でエンジンを冷やす空冷は、水冷よりも単純な造りとなっており、さらに安くて頑丈なエンジンとなっています。しかし、空冷は欠点もあり、維持が非常に大変なのです。第一にオイル交換の問題です。空冷は水冷に比べても油温が高くなり、オイル交換の期間が短いです。さらに、専門的な知識が必要で、専門家でないと脱着できないパーツもいくつかあり、個人でオイル交換をするのは実質的に不可能です。空冷ポルシェのメンテナンスは、基本、エンジンオイルの管理に尽き、多少の滲みや漏れはしょうがないですが、それ以上の漏れとなるとオーバーホールとなります。

最高のポルシェ

今でもファンが増え続けている空冷ポルシェ。今も絶大なる指示を得る空冷ポルシェは、維持の困難を差し引いても、マシンの性能、エンジン音、乗り心地、それらの魅力にファンは取りつかれています。中古市場では水冷よりも空冷の方が価格が高いモデルもたくさん見受けられます。もし、誰かがポルシェのオーナーとなるとしたら、私たちは間違いなく空冷ポルシェをお勧めします。

初代モデルから、最終モデルまでご紹介

初代モデル 901型

このモデルはナローと呼ばれています。A~L型まで存在し、発売期間は1963年から1974年の12年間、発売されました。空冷水平対向6気筒でボアφ80mm×ストローク66mm。日本へはミツワ自動車によって本国発売の2年後となる1965年から輸入が開始されました。空冷のRR(リアエンジン、リア駆動)は当時としては一般的と言ってよいレイアウトでした。
初代 901型ポルシェ

2代目モデル 930型

1974年から1989年の16年間の間、発売されました。追加されたターボモデルの形式名で901と併売されていましたが、1978年からはNAモデルも930型に移行しました。日本の仕様は、本国より落とした245馬力でしたが、高性能なスポーツカーとして、さらに豪華なインテリアも施され、販売成績は好調でした。
2代目 930型ポルシェ

3代目モデル 964型

1989年から1993年の5年間販売されました。ボディーが一般的なモノコックとなり、サスペンションがコイルスプリングに変更されました。930型と似た外観ですが、80%程、内部パーツを刷新し、非常に高性能なモデルへと変貌しました。当時のポルシェの最新技術であるサスペンションを組み込み、ハンドリングの性能を上げました。
3代目 964型ポルシェ

4代目モデル 993型

1993年から1997年の5年間の間販売され、先代から各性能を向上させ、最上級の空冷モデルとして多くのファンを魅了しました。次の996型からはエンジンが水冷になるため、911としては最後の空冷モデルです。ヘッドライトが傾斜され、現在の911の印象に近づきました。そのブランド性の高さから、今でも中古価格で高額で取引されています。
4代目 993型ポルシェ

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