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空冷ポルシェは、なぜ高い?

空冷ポルシェの中古車を購入する際のポイント」の記事で空冷ポルシェの価格高騰について書きました。数年前までだったら300万円ほどで購入できた964も現在では2倍以上の価格になってしまいました。限定モデルなどは更に高騰していて昔は1000万〜1200万円で購入できたモデルも5000万円から1億円を超えるような金額になっています。もちろん限定モデルですから希少価値も高く価格も高くなるのは当然ではあると思いますが、なかなか手の出せない価格になってしまいました。

この価格高騰の原因は一体なぜなのか?その答えは、一説にはドイツ本国で空冷ポルシェの人気が急上昇した事が始まりと言われています。早く走る車や乗り心地が快適な車は、多く誕生していますが空冷ポルシェの味わいは他の車では味わうことが出来ない為に人気が出たと思われます。
この空冷ポルシェ人気がドイツから海外に広がり、世界的な空冷ポルシェブームが始まりました。そしてディーラ達は程度の良い空冷ポルシェを探し始めることになります。しかし、ご存知通り空冷ポルシェはすでに生産されていませんので現在でも現役で走ることが出来る空冷ポルシェは台数が限られてしまいますし、探し出すには非常に苦労していたようです。

世界的に見れば日本にある中古車は、非常にコンディションが良い車が多いと言われています。その為、日本で一仕事終えた車たちはアジアなどに運ばれそこで再び活躍しています。海外で日本の会社名などが書かれた車が走っているのを実際に見たり、テレビで見たりしたことはありませんか?
空冷ポルシェに関しても例外ではなく、日本にはコンディションの良い空冷ポルシェが多くありました。まめにメンテナンスに出すオーナーと、質の良いメンテナンスを行う技術者。日本人らしい気質が影響していると思いますが、もう一つの理由として国土の広さも大きく影響していたのでしょう。毎日の移動用として使用していた場合、広い国では長い距離を毎日走る事になりますが、日本の場合なら毎日走らせたとしても海外のそれとは大きく違いが出てくるでしょう。
ディーラーたちは、そこに着目し日本の空冷ポルシェを買い漁ることとなります。日本国内においてもコンディションの良い空冷ポルシェは徐々に希少価値の高い車となっていき、希少価値が高い車になれば人間の心理としてより手に入れたくなり、その為に価格は上昇していくこととなります。

また、海外での空冷ポルシェのブームと円安が重なった影響もあると言われています。同じ価値の車であっても日本で購入すれば安く手に入れることが出来る事になります。コンディションの良い車を安く仕入れることができれば、ディーラーにとってこれ以上のことはありません。
こうなってくると増々、日本の空冷ポルシェは買い手が付き価格は上昇していきます。まさに空冷バブルと言えます。

この様な経緯で空冷ポルシェの価格高騰が起きたと言われていますが、一時期の価格高騰の勢いはおさまり一段落してきたという話もありますので、これ以上の価格高騰は起きないでほしいものです。

更新日: 2016年7月19日 投稿者: UNTAMED スタッフ

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